ホスピス イギリスの末期医療の現場報告・5
D. ドイルとの対話[1]ターミナル・ケアに必要な条件
柏木 哲夫
1
,
Derek Doyle
2
1淀川キリスト教病院精神神経科
2St. Columba's Hospice
pp.518-522
発行日 1980年5月1日
Published Date 1980/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918956
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ドクター・ドイルのプロフィル
セント・コロンバス・ホスピス(St. Columba's Hospice, Challenger Lodge, Boswall Road, Edinburgh, EH53RW, Scotland)は,スコットランドにおける第1番目のホスピスとして,1977年12月5日にオープンした.
スコットランドにホスピスを創設しようという動きは約10年前に始まった.そして,各方面からの寄付を集める運動が展開された.10年の歳月の後,以前孤児の収容施設であったChallenger Lodgeを買い入れ,内部を改造して15床のホスピスとして発足した.1978年1月1日より,1979年3月31日までの15か月間に298名の患者が入院し,163名の患者がホーム・ケアを受けた.患者の平均入院期間は男性14日,女性19日であった.入院患者の平均年齢は男性63歳,女性70歳であった.
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