研究と報告
放射線治療に対する患者の意識調査—不安除去の一考案
芦澤 昭
1
,
小綱 光子
2
,
濱 フミヨ
2
,
柿山 シズエ
2
,
木下 トミエ
2
,
浜崎 アキエ
2
,
田頭 国枝
2
,
平山 稚恵子
2
,
大浜 栄子
2
,
堀 かゆ子
2
,
植松 道子
2
,
松井 利子
2
1長崎大学
2長崎大学医学部付属病院中央放射線部
pp.1186-1190
発行日 1979年11月1日
Published Date 1979/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918815
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はじめに
私たちは先に本誌39巻1,2号に“超高圧放射線治療の実際1)と看護の要点2)”と題した小論をまとめた.今回は中央放射線部という現場で働くナースの間から,放射線治療に対して強い恐怖を抱いておられる患者さんの不安を少しでも軽減する方法はないものかという声が上がった.その声をもとにして,放射線治療の簡単な説明とその受け方3)を,通俗的かつ平易に解明した“放射線治療のしおり”(資料1)を作った.これを配布し,同時に治療に対する患者さんの認識度をインタビュー方式で調査した.そのアンケートの内容は資料2に示した.その経過と結果を紹介し,放射線治療に携わるナースの方がたのお役に立てば幸いと考える.
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