プロフィル
—大谷美佐恵—私は村の保健婦が好きです—無医地区もある過疎の村でたった1人の保健婦としてがんばる
吉
pp.1105
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918524
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岡山市内から北に向かって車をとばす.山あり川ありの道をひたすらたどりながら,県境を目指す.鳥取県にもまたがる,広大な蒜山高原の一角にあるのが中和村.村の人口は1137名,287世帯.若者,特に若い女の人はほとんどいない.冬は雪に埋もれ,夏はホタルが飛び交う.国保の診療所が1つ,医師1人.無医地区の部落をかかえる.そんな村に配置保健婦(2年交代で僻地に勤務)として赴任したのが昨年の6月.
保健婦として一番力を入れるのはやはり検診.‘検診後の結果を知らせに出かけたり,赤ちゃんの場合などは,親から来てくれるように連絡があるので訪問しますから,1週間のうち半分は外に出ていますね’
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