臨床実習における学び
実習体験から何を学ぶか
白松 万里子
1
1静岡市立看護専門学校
pp.1063-1067
発行日 1978年10月1日
Published Date 1978/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661918514
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はじめに
教育の場に携わって早くも5年の月日が経過しようとしているのであるが,いまだ種々の問題に遭遇するたびに,自己の無力さを痛感する毎日である.
私が看護学校を卒業したのはすでに遠く,そこでの学びや体験は,ヴァニシングポイントの感があるが,しかしそこで得たものが,今も私の看護の基盤になっていることだけは確かである.当時の看護教育に比べれば,現在の看護や看護教育の発展には目覚ましいものがある.看護は看護学として体系化への歩みを日一日と進めていることも事実である.しかし一般教育のそれに比べればまだ遠いものがある.
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