特集 在宅看護論臨地実習の現状と課題
特集2
臨地実習を体験して
草間 愛
1
,
永山 真理
1
,
鈴木 佳子
1
,
庄司 希美
2
,
渡邉 綾子
2
1横須賀共済病院看護専門学校
2神奈川県立衛生短期大学
pp.628-634
発行日 2001年8月15日
Published Date 2001/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901351
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身近にある在宅看護
今回在宅看護実習を行なうにあたり,①地域における在宅看護の役割を知ることができる。②在宅にいる療養者の身体的,精神的,社会的側面の理解ができる,という2つの目標をあげました。今回3人の方のお宅へ訪問させていただき,それぞれの看護へのかかわりを通して地域の中の在宅看護の役割を学ぶことができました。
在宅療養されている方々はほとんどが急性期を脱し,慢性期の病状の中ですごされている方々です。在宅で療養生活されているところに看護がかかわるのは対象者の身体状況を把握することや看護ケアの提供,病院(医療機関)との連絡調整役,介護者(家族)の身体状況の把握など様々な面であることを学びました。地域という広がりのある生活環境の中での看護のかかわりは広く,そして地域と密接にかかわることが大切だと思いました。地域と密着している分,地域からのニーズ,家族からのニーズに対して応えていかなくてはならず,様々な職種,サービスとの連携,看護ケアの提供をしていく必要があると思います。
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