Nursing Study
講評 研究の目的をはっきりさせて
本誌看護研究委員会
pp.103
発行日 1967年11月1日
Published Date 1967/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917472
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毎日の看護のなかで,死をみつめ,死を考えている患者への接し方のむずかしさは,看護する者なら誰でも感じていることでしょう。一般論としては,このような患者の心理を知っていても,個々の患者のとる態度から,本当に患者が求めているものを理解すること,その上で少しでも患者の求め,苦しんでいることの解決への手助けをすることはむずかしいものである。
この報告書を書かれた動機が重症結核患者の心理の研究と看護のあり方を探究することに置かれていると考え,非常に興味をもった。しかし読ませていただいて感じたことは,報告者が真に何を報告したいと思って書かれたのかという疑問が起こった。
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