Nursing Study
講評 看護計画にもっと考慮を
本誌看護研究委員会
pp.90
発行日 1968年8月1日
Published Date 1968/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914097
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1人の症例の看護を報告する場合,その患者の持つ看護上の問題全体をとらえて報告する方法と,その一部(特に看護として考慮を要した点)をとらえて報告する方法とがある。いずれの場合でも実際の看護は患者の持つ看護上の問題を全体としてとらえて行なっているわけで,報告の仕方の違いであり,これは報告の段階で明示する必要がある。この点この報告は患者の結核である点については看護の内容について触れていないので,重症筋無力症という疾病状態を主体としての看護を報告されていると思うが,それにしても問題点の把握,看護計画に考慮を要する点があるように思う。
以下筆者ならば次のように問題点をとらえ,看護目標をたててみるということを記していく。
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