看護の視点 ナースの「戦争と平和」
引揚病院船のナース—病院船アルニタ号
北村 和夫
1
1順天堂大学内科
pp.38-39
発行日 1965年8月1日
Published Date 1965/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917414
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──終戦後の復員船の勤務中に有り合わせの紙にクレオンで描き散らしたスケッチがあった。下船後集めて一帖に綴じこれに当時の日記等を書き添えて“船中雑記”と題した。ひそかに納いこんでいたものを20年の歳月を経て取り出して見ると，敗戦の暗い愁しい当時の空気が不思議ななつかしさで思い出されてくる。──
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