ベッドサイドの看護
術後通過障害のある患者への援助
阿河 芙美緒
1
1香川県・カトリック聖マルチン病院外科病棟
pp.261-262
発行日 1975年3月1日
Published Date 1975/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917202
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当外科病棟における過去1年間,胃切除を受けた患者は術後の経過よく,だいたい順調に普通の食生活に戻っていった.しかし,最近,吻合部の浮腫による通過障害のため,食事摂取が一時不可能となり,医師の‘必ず通過する’という言葉を信じ,患者と一緒にじっと辛抱する以外に積極的な看護法を見つけることができなかった経験がある.幸いにして患者は術後53日目に軽快退院することができたが,その経過をここに発表し,皆様の御意見をいただきたいと思う.
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