ベッドサイドの看護
知能障害を伴った脳卒中患者のリハビリテーション看護
山本 フジ子
1
1高松市民病院内科病棟
pp.642-644
発行日 1974年6月1日
Published Date 1974/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661917032
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私達の病院では救急指定という病院の性格上,循環器疾患,ことに多くの脳卒中患者が収容され治療を受けており,私達は,これら患者の看護に多忙な毎日を過ごしております.今回は,これら脳卒中患者のうち知能低下を伴った特異な症例のリハビリテーション看護について,私達が経験した看護上の問題点について述べてみたいと思います.すなわち,この患者は先天性の痴呆と思われ,したがって理解力がきわめて乏しいこと,加えて生来かなり強い言語障害(構語障害)を伴っていることなどが,私達の本患者への看護上の問題点となったわけであります.
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