学生の研究
下腿の長さとブラウン架台の関連
田代 昌子
1
1国立療養所久里浜病院付属高等看護学院
pp.1465-1471
発行日 1973年11月1日
Published Date 1973/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916813
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Ⅰ.はじめに
整形外科実習において,右下腿骨骨折,右下腿部打撲挫創と診断名のついた患者を受け持った.その患者は,牽引架台の不適応による腓骨神経マヒを起こしかけていることがわかった.それは架台の長さが下腿に比べ不十分であったためで,私は架台の補整をし,神経マヒの回復に努めた.その事例を通し,看護には創意くふうの必要性があることを学んだ.
また一般の下腿と架台の長さについては実態調査を行い,腓骨神経マヒを防止するはどうしたらよいかという疑問をも含めて研究を進めてみた.
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