ベッドサイドの看護
老人性痴呆の進行する患者の看護
林 和子
1
1広島鉄道病院内科病棟
pp.963-967
発行日 1973年8月1日
Published Date 1973/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916719
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人口の老齢化に伴い,老人問題が重要な社会問題となってきた.老人の中には‘寝たきり’で,家族からも見放された者も少なくない.多くの病院が同じような現状であると思うが,こういった老人患者専門の病棟が設けられていない当院でも,おもに内科病棟が老人の治療看護を受け持っている.
今回は高血圧症の診断で入院し,入院時からある程度認められた‘老人性痴呆’が,入院生活の経過とともにしだいに進行した老人患者について紹介する.
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