ベッドサイドの看護
‘お遊びノート’による小児の療養生活への援助
中村 久子
1
,
大門 節子
1
,
佐藤 静子
1
1都立豊島病院小児病棟
pp.1452-1454
発行日 1972年11月1日
Published Date 1972/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916488
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私たちは患児と接し,看護していて常に感じていることは,長期における入院患児の生活への援助,保育についてです.長期における入院患児は,狭いベッドにとじこめられ,社会との接触が少なくなり,生活が単調となり,活気がなく,ぼんやりしてきます.
入院生活においても,成長の激しい小児たちにとって,身体的・精神的にもマイナスの面が多いと思います.学童児の場合は,ベッドが開放的なので,少しは救われると思いますが,自我の形成期における幼児が問題になると思い,幼児を対象にした入院生活への援助,保育について,私たちが日常の看護において行なっていることを述べてみたいと思います.
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