特集 新カリキュラムと臨床看護
私の受けた教育と臨床看護
現状に安住せず‘何か’をしたい
若尾 越子
1
1神奈川県立ゆうかり園
pp.1426-1428
発行日 1972年11月1日
Published Date 1972/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916481
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私が就職して5か月がすぎた.早かったなあと思うが,この5か月は私にとって職場に慣れるための期間だったといえるだろう.今どうにか業務にも慣れ時間的なゆとりを自分の中に見いだしつつある.
私の職場は手術や機能訓練を目的とする肢体自由児の施設,その中の年長児や手術対象児のいる病棟である.学生時代何となくリハビリテーションや障害者問題に興味を持ち,障害者の差別問題,施設の問題,福祉行政のおそまつさなどについて友人と話したり考えたりした.そして就職を考える時期になりこの施設を選んだのである.
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