ともに考える看護論・8
オーランドの“看護の探究”
川上 武
,
川島 みどり
,
平尾 晴江
,
山根 美代子
,
小坂 富美子
pp.1018-1022
発行日 1972年8月1日
Published Date 1972/8/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916405
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この書に対する看護婦の反応
看護を精神面からアプローチすることは,最近ではいろいろな人が試みていることである.この書は,1954年にエール大学の看護学部が,アメリカ国立精神衛生院からの研究資金を得て,看護の場面で精神衛生の原理をどう活かすかという研究を行なった結果をまとめたものである.序文にもあるように,
この看護実践の理論は,実際の看護の場と教育の場における体験をもとにして研究がすすめられたので,あらゆる看護の分野で応用ができるものとして,その理論の妥当性をたしかめるように願う.
として,現場において看護実践による顕証を著者はのぞんでいることがわかる.この書がわが国でほん訳されたのは1964年である.
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