研究と報告
オーダーブックの改良
北村 よし乃
1
,
林 睦子
1
1千葉大学医学部付属病院肺外科
pp.908-910
発行日 1972年7月1日
Published Date 1972/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916385
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はじめに
最近私たち看護婦の諸問題が,社会に大きくクローズアップされてきたことによって,世間の人人の認識を改め,医療社会の中で堅く閉ざされた現状から,おくればせながらも,脱皮する情勢にあります.医学の進歩と,検査技術の高度化に伴い,検査件数はもちろんのこと,処置の内容も複雑かつ増加の一途をたどるばかりであります.それに加えて,大学病院の特殊性と,看護婦不足も相まって,看護婦の業務は精神的にも,肉体的にも,ぎりぎりの線で遂行しなければならない現状です.定められた看護定員の中で,はん雑化してゆく看護業務をいかに間違いなく遂行してゆくかは,われわれにとって切実な課題であります.
そこで,当然看護婦でなくてもできる仕事は,他の人の手にゆだねて,看護婦は本来の看護業務に専念しなければなりません.私たちは,皆で常に業務の検討を続け,1つ1つ処理してゆくうちに1つ大きな問題にぶつかりました.
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