カラーグラビア メディカル・ハイライト
人工透析を家庭で
宮野 晴雄
1
1読売新聞科学部
pp.6-7,65-67
発行日 1971年11月1日
Published Date 1971/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661916166
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病院でトレーニングを受けた奥さんが,にわか看護婦となって血液透析の手伝いをする。元気を回復した患者は車を運転し1日100kmも走り,日常生活は常人と変わりない。
欧米では人工透析に9-11年の実績をもち,患者は小型の用具を携帯して世界中を走り回っている実情だ。わが国では3年めを迎え,腎不全対策の予算措置も決まり,器械の購入,スタッフの養成など具体化が進められ,また器具の小型化など医学の進歩と相まって,慢性腎不全患者に福音がもたらされつつある。
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