コンピュートロジー・10 コンピュータ的世界についてのやさしい解説
情報産業の考えかたをつく その2
松平 誠
1
1立教大学
pp.58-59
発行日 1971年1月1日
Published Date 1971/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661915883
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“物”をつくりだすことに,前号でのべたように,これまでほどのウエイトがなくなるとすると,今度は“物”をどうやって,値うちのあるものに仕立てあげるかを考える人間—つまり知恵者がえらくなってくる。巷間いわれるところの,テクノクラートなるものは,いわばこんな人たちである。
だいいち値うちと,“物本来の効能”とがだんだん分離していくのだから,“情報価値”をひねりだすことには,大いに意味がでてくるわけだ。
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