特集 産業は病院市場をどう見るか
医療情報産業の現状と今後
西原 栄太郎
1
1保健医療福祉情報システム工業会(JAHIS)
キーワード:
医療情報システム
,
市場
,
医事会計
,
電子カルテ
,
地域連携
Keyword:
医療情報システム
,
市場
,
医事会計
,
電子カルテ
,
地域連携
pp.385-389
発行日 2009年5月1日
Published Date 2009/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541101445
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少子高齢化社会を迎え,医療費の膨張を抑えながら,質が高く効率的な医療を,しかも地域によらず提供できる医療サービス体制が必要になっている.将来にわたり,その医療サービスを持続するには,医療従事者,医療施設,予算などの医療資源の有効活用を図り「プロセスの効率化」を行うこと,また国民が自らの健康状態を知り,管理するための「情報の透明性」が重要であり,情報技術(IT)はその達成のための重要な手段と考えられている.
一方,「経済財政改革 基本方針2008(いわゆる骨太方針)」の中では,医療情報システム産業は「成長力の強化」のための生活直結型産業とされ,日本経済の牽引を期待されており,現在のような,金融危機,経済危機の状況ではさらに期待が大きくなっている.
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