特集 看護への道—学び舎を出て3年
私の“臨床3年”
もう一度も二度も勉強を
船津 満里枝
1
1県立広島病院
pp.30-32
発行日 1969年3月1日
Published Date 1969/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914396
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早いもので,学院を卒業し臨床に出てから3年になります。そして現在,小児病棟に勤めて2年が過ぎようとしています。
はじめの1年は,とにかく緊張して一生懸命でした。夜勤をしているとき,先輩が「誰かな?○○君かな?どうしたのかしら?」と言われて,はじめて泣き声に気づくという経験がたびたびありました。教科書で,小児の発達段階を学んでいても,入院してきた小児を見て,年齢と発達段階がさっぱり結びつけられなくて,乳児が1か月や2か月ちがっても,同じように見え,とまどうこともなんどもありました。
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