時の動き
もう一度読みなおしてみよう
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pp.246-247
発行日 1956年4月15日
Published Date 1956/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910115
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“日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動たる戦爭と武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛爭を解決する手段としては,永久にこれを放棄する。前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保事しない。国の交戦権は,これを認めない”
以上の文章は皆さんも御存知の憲法第九条ですが,どうしてこのようなことをこゝで取り上げたかと申しますと,年が明けてから,いよいよ憲法改正の論議がやかましくなつて来たからで,今日は憲法改正のよしあしは別として,この問題がどのように動いているか,そしてどのようになってゆくかなどについて考えてみたいと思います。
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