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私たちのナース・ステーション—山形県立中央病院
pp.110-111
発行日 1968年11月1日
Published Date 1968/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914213
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このステーションの管掌する病棟は,眼科耳鼻科.小児科の混合棟で,併設して未熟児室,処置室などがある。
ステーションの中はかなり広い感じを与える。「混合なので先生がたくさん来るでしょ、だから広いのは助かるんです」と居合わせた看護婦さんが説明してくれた。ステーションを改めるとしたらどんなところが欠点としてありますか,とたずねると「広いのは良いけど雑然としてる,混合病室にしては処置室がせまい,椅子がほしい」などと細々とした注文と「4階で屋上に近いせいか,余熱が残って夏は暑くて。なんとかならないかしら」と答がかえってきた。それでも,このステーションは病院の中では特等室だと看護婦さんは自慢げにいう。夏暑くても,窓をあければ涼風が入るし,春ともなれば,霞城の堀桜が一望に見わたせる。なるほど特等席に違いない。
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