特集 看護研究を検討する—あるレポートを中心に
検討3
患者を左右するナースの人格
甲賀 やす
1
1静岡市立静岡病院
pp.47
発行日 1968年10月1日
Published Date 1968/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914152
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「患者中心の看護」の研究レポートを読んで,今後この道を歩む者の指針として,ナース自身日常のその行為を反省し,私たちは私たちなりに患者中心の看護とはいかにあるべきかを真剣に考えさせられ,患者のニードを満たすような根本的問題の解決策を生み出すべく,その責務を痛感させられた次第です。
レポート上の予後不良を予想されるIさんという患者のニードを満たすには,まず第一に何をなすべきか。「精神不安の除去」,これが第一義ではなかろうかと考えます。
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