特集 今日の准看護婦問題
—ルポルタージュ・准看護婦の仕事を追う—看護の独立確保を痛感
谷 みゆき
pp.36-39
発行日 1968年7月1日
Published Date 1968/7/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661914042
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准看護婦といっても,一般患者にはイメージがわかない。無理に割り出してくれといったら,「学生さんのように可愛らしい看護婦がそうなんでしょう」と答えが返ってくる。
看護婦兼女中という開業医の准看さん,医師の少ない地方や病院・診療所で,医師不足・看護婦不足を補うために何でもしなくてはならない准看さん。“あなたは何でもできる!”だがあなたは,看護について,准看の仕事について深くふり返ってみたことがおありでしょうか。あなた方は,あまりに忙がしすぎる,そして重責を背負いすぎてはいないでしょうか。今ここに,病院と診療所に働く准看の仕事を追いながら,准看の置かれている立場をみつめ,そのなかから准看に適した仕事,楽しく豊かな看護をどうしたらおこなうことができるかを考えたい。
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