看護の視点 夜勤—人事院判定をめぐって
医療の焦点 深夜勤務の看護婦
水野 肇
pp.36-37
発行日 1965年9月1日
Published Date 1965/9/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913714
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夜勤に対する人事院の判定
人事院は5月26日,全日本国立医療労組(岩崎清作委員長)の訴えにたいして「国立の病院,療養所に働らく看護婦は職場環境も悪く,深夜の過労も目立つ」との判定を下した。職場全体についてこうした判定がでたことは珍しく,影響も広範囲におよぶだけに大問題となっている。
この訴えは,38年4月に,全日本国立医療労組から人事院に提訴されていたもので「夜間勤務規制等に関する行政措置の要求」としてだされていた。一方,人事院は,全国28ヶ所の国立病院,療養所で2000人以上の看護婦,助産婦,准看護婦について調査した結果,判定をだしたものだが,判定の要旨は,次のようなものである。
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