クリニック・アイ
待遇改善は銭だけではない
木島 昻
pp.101
発行日 1967年12月1日
Published Date 1967/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913456
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前々回のこの頁に,従業員のいない内科開業医のことを書いた。ホーム・ドクター,あるいは一般医といってもよいと思うが,自分の守備範囲を守って,設備と能力以上の仕事は上級医療機関へどしどし紹介するという,すがすがしい小単位の医院を紹介した。私たち,一般医としての開業医の形態にナースが必要かどうかは,医院の機能からみた規模によってマチマチで,一概にはいえないと思う。しかし,入院設備があれば,当然ナースは必要であり,さらにその上に“臨床検査”がこなせる機能は必須条件である。もちろん,臨床検査は自分の医院(病院)でできるにこしたことはないが,地域の条件ではそうもゆかないので,共同施設の利用,商業検査屋への委託検査などいろいろとあるだろう。とにかく臨床検査の正しい成績はゼッタイに必要なのだ。
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