脳のはなし・3
反射と意識
千葉 康則
1
1法政大学
pp.78-79
発行日 1967年6月1日
Published Date 1967/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913182
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〔3〕反射と意識
下図は前節にも掲げた図だが,非常に重要なものだから,もう一度よく見ていただきたい。これが脳を中心とした全身とのつながりである。しかも,このなかで起こっている現象は単純な信号が走り回っているといっわけだ。ところで,その信号だが,それはどこから発信するのだろうか。この図から見て当然考えられるのは,受容器から発した信号が脳の神経網を通りぬけて筋肉や内臓に行くということである。
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