ナースのための臨床薬理・3
副腎皮質ホルモン療法の副作用とその対策
橘 敏也
1
1聖路加国際病院内科
pp.80
発行日 1967年6月1日
Published Date 1967/6/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913183
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副腎皮質ホルモン剤は前に述べたように,非特異的な,よく理屈のわからない使われ方をすることが多く,しかも一度使いはじめるとなかなか止められなくなる場合が多いために,とかく副作用を伴いがちである。
副腎皮質ホルモン剤には各種の製剤がでているが,どれをとっても副作用に本質的な差はない。
副腎皮質ホルモン治療の副作用には,直接生命に関係するほどの大きな障害と,比較的軽微なものとがあるが,ここでは主として重篤な副作用と考えられるものについて述べる。
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