看護の潮 看護学形成への探求
誌上看護研究室 第2のテーマ
上顎癌根治療法患者の看護
満岡 弘美
1
1国立ガンセンター
pp.21-26
発行日 1967年2月1日
Published Date 1967/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661913026
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はじめに
医学の進歩に伴い,患者に対するその診断治療の様相に,最近非常に複雑な変化がもたらされ,私ども看護婦の役割もより高いものが要求されるようになってきたことを痛感します。特に「がん」看護においては,長期にわたる療養生活からくる患者自身の不安・焦躁は大きいものです。
私どもがこの解決に助力し,患者に「生ある喜び」をもたらすことは,また私どもにも大きな喜びです。患者にこの喜びをもたらすには,医療チームが患者自身と家族の理解や協力を得ることが何より大切です。中でも看護婦の指導力が必要です。
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