東京都20年看護のあゆみ
患者不在の看護から患者に目を向けた看護へ—総合病院(荏原病院)20年の歩みから
長田 寿美子
1
1都立荏原病院
pp.38-42
発行日 1967年1月1日
Published Date 1967/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912996
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
衛生局設置20周年の記念事業としての看護業務の事例研究発表会に,総合病院の歴史をひもとき看護業務の変遷をふりかえり現在の看護上の問題点をみつめ,将来の方向を考えることが,今後の看護の充実と発展のために少しでも役立つならば大変意義深いものと思い,ここに発表いたします。
都立病院の歴史は明治12年「コレラ」流行時に当時の内務省の要請によって同年9月9日避病院として発足した。これが今日の駒込病院で,精神病院は明治5年松沢病院の前身である不具廃疾教育所がてん狂室と称して精神病患者を収容したのが都立病院の歴史の始まりである。
Copyright © 1967, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.