看護の潮 転期にたつ看護教育
話し合いを読んで
低医療費政策にあえぐ看護とその教育
橋口 三和子
1
1東京大学医学部付属病院分院
pp.29-31
発行日 1966年12月1日
Published Date 1966/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912961
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高等看護学校のカリキュラム改正案が出されたことを知って,まず考えたことは,「カリキュラムの改善で,看護教育が改善されるのか」,さらに「たとえカリキュラムの改善で,教育が改善されたとしても,それを生かして働ける現場の条件があるだろうかということだった。毎日仕事に追われてあくせく働きながら「看護」とは何か,今私のしていることが看護なのか,と常に考えている現場看護婦として,現状を冷静にみつめながら,看護教育のことを考えてみようと思う。
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