看護の潮 転期にたつ看護教育
看護制度とカリキュラム
看譲教育への視点—歴史的考察に立って
木下 安子
1
,
平山 朝子
2
1東大医学部保健学科
2国立公衆衛生院衛生看護学部
pp.44-56
発行日 1966年12月1日
Published Date 1966/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912968
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はじめに
敗戦の荒廃のなかから,新しい文化国家,福祉国家をめざし,希望にもえて出発した私たちでした。憲法第25条はすべて国民は,健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。国は,すべての生活部面について,社会福祉,社会保障および公衆衛生の向上および増進に努めなければならない。
と国民の生存権,国の社会保障的業務をあきらかにしめし,私たちを支え,励ましてくれました。──私たち──看護職にあるものはこの実現のための働き手なのだ,そうした自覚が働く女性としての私たちにさらに生き甲斐を与えました。
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