特集 医療政策の変化と病院経営—'80年代前半の5年と今後の5年
病院機能別に見た医療費適正化政策の影響
川崎 正輝
1
,
高杉 良吉
2
,
谷 尚
3
,
土屋 定敏
4
,
粕川 正夫
5
,
石田 貞治
6
,
中 佳一
7
,
大塚 宣夫
8
,
柴田 髙志
9
,
倉持 弘
10
,
卜部 圭司
12
,
中村 孝
13
,
新光 毅
14
,
服部 理男
15
,
小林 英治
11
,
佐藤 三四郎
16
,
佐伯 年郎
17
Masateru KAWASAKI
1
,
Ryokichi TAKASUGI
2
,
Hisashi TANI
3
,
Sadatoshi TSUCHIYA
4
,
Masao KASUKAWA
5
,
Teiji ISHIDA
6
,
Yoshikazu NAKA
7
,
Nobuo OHTSUKA
8
,
Takashi SHIBATA
9
,
Hiroshi KURAMOCHI
10
,
Keiji URABE
12
,
Takashi NAKAMURA
13
,
Takeshi SHINKO
14
,
Masao HATTORI
15
,
Eiji KOBAYASHI
11
,
Sanshiro SATOH
16
,
Toshiro SAEKI
17
1国立福山病院
2岩手県立胆沢病院
3公立八鹿病院
4松山赤十字病院
5新潟県厚生連糸魚川病院
6特定医療法人財団慈啓会大口東総合病院
7医療法人社団三恩会東名厚木病院
8青梅慶友病院
9柴田病院
10茨城県立友部病院
11茨城県立友部病院事務局
12医療法人稲門会岩倉病院
13静岡県立こども病院
14兵庫県立姫路循環器病センター
15埼玉県立がんセンター病院
16埼玉県立がんセンター事務局
17松山赤十字病院事務部
pp.27-48
発行日 1986年1月1日
Published Date 1986/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541208747
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一般病院の自例
国立福山病院
(病床数410床常勤医36名)
1980年代前半には医療政策上,多くの変化がみられました.老人保健法の制定,健康保険法の改正,数次にわたる診療報酬点数の改訂などがそれです.これらはいずれも医療費削減を目的としたもので,多くの医療機関がその影響を受け,大きな危機感を持っていることは否定できない事実でしょう.しかも,そこには病診間の格差という問題を生じ,更に事態を難しくしている点もしばしば指摘されているところです.昭和59年10月の健康保険法の改正の結果,病院への外来受療者が増加し,診療所への外来受療者は激減したため,診療所の打撃は大きいと言われています.つまり,病院志向の傾向が大きく出たと言われる理由です.
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