グラビヤ
看護婦への道—ゆたかな人間性つちかう関東労災病院進学コース
早川 光雄
,
編集部
pp.5-12
発行日 1966年11月1日
Published Date 1966/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912922
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進学コースが発足して10年たった。准看護婦から看護婦への道をひういたこの措置,現在続々と誕生しつつある状況をみても,いかに准看諸姉が熱望していたものかを物語る。看護分野のなかで准看という位置が現在の医療の世界でどれほどの矛盾をはらむ姿であるか。進学コースを希望する准看護婦一人ひとりの胸にきざまれている。
まだまだ数少ないといわれる2年課程高看学院は,しかし恵まれた教育の場には程遠い。教育環境・設備,また学生生活,教務の先生や学生たちそれそれに悩みも多いと聞く。だがそうした限られた条件のなか,しかも最大限に教育効果を,看護学生としての人間形成を拡大しようと試みているのが実状であろう。関東労災病院付属高看学院に,その進学コースとして傾けられている教育努力をみよう。
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