口絵
新築された関東労災病院
pp.1-4
発行日 1957年9月15日
Published Date 1957/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661910418
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神奈川県川崎市木日住吉町の広大な敷地の真中に,まことに立派な近代建築の病院が出来上つた.労働省関東労災病院である.この病院は労働基準法,労働者災害補償保険法に基く労働者の福祉施設として労働省が設置したものである.しかし各種の社会保険や一般自費の愚者の治療も勿論行う.6月の10日に開院式を行い,12日から診療を開始したが,5日目に訪れた日,もう外来には相当の患者が待つていたし,病棟のベツトもぼつぼつふさがつていた.
来年は総合病院として出発するが,まだ完成していないので,目下の所,診療科目は内科,外科,整形外科,放射線科であるが,病院の性質から,外科,整形外科の患者が目立つた.
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