看護□器械器具
高速高圧滅菌装置
幡井 ぎん
1
,
高橋 美智
2
1虎の門病院看護部
2虎の門病院
pp.70-73
発行日 1966年3月1日
Published Date 1966/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912669
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前号まで11回にわたり酸素療法に用いる各種の器械器具,人工呼吸器,吸引器などを取りあげてきたが,そのいずれも救急処置時に臨床において用いることの多い器械器具であった。
臨床において直接われわれが取扱う必要のある器械器具,あるいは専門家により操作はされるがその取扱い方法を知り介助に当る必要のあるものなど,取り上げてみれば非常に数多いものであることに気づく。いずれ機会があればその一つづつを取り上げてみたいが,こうした器械器具はそれぞれの機能をもち,治療を助けあるいは看護を助けるものであることを知らなければならない。器械器具の機能を充分利用し用いることは,治療の効果をあげよりよい看護を行なうための一つの原動力ともなり得る。そのためにはわれわれが器械器具の取扱いに充分慣れ親しむことが大切であろうと思う。またそこから実際の医療看護に役立つ看護用具あるいは医療器械が作りだされてゆくのではないかと考える。前おきが長くなったが今回は一応臨床からはなれ,といっても臨床での業務の基礎となる医療器械,衛生材料などの滅菌方法についてふれてみたいと思う。
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