グラフ
高圧滅菌器
清水 喜八郎
1
1東京大学付属病院中央検査部
pp.609-613
発行日 1966年7月15日
Published Date 1966/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1542915962
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滅菌とは,すべての微生物を殺すことであり,目標とするものは,枯草菌の芽胞である。枯草菌の芽胞は,水蒸気の飽和状態で,117℃10分位が必要である。高圧滅菌は,もっとも完全な滅菌法であるが,水分の多い条件で困るもの,120℃で変質するものには用いることができない。
使用済のものを滅菌する場合は,考慮を必要としないが,これから使用するものには,滅菌後,使用にたえる状態であることが,必要であることは,いうまでもない。
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