看護□食事療法
糖尿病・結核合併症の食事
宮川 哲子
1
1虎の門病院栄養部
pp.76
発行日 1966年1月1日
Published Date 1966/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912602
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肺結核の食事
結核は消耗性疾患ですから,物質代謝が亢進して体蛋白質の消耗が著しくなるので蛋白質の補充が大切であり,脂肪の体内燃焼も大でありますから,体脂肪消耗に対しての補給はことに大切です。脂肪は植物性,動物性がありますが後者の方が消化はよい,なお結核の場合もその症状の程度により安静度が違うので栄養量もそれによって異なってきます。厚生省より指示されている栄養量によると平均して2,400cal,蛋白質95 g脂肪50g,鉄分20mg,カルシウム1.5g,V. A. 5,0001U,V. B. 2.0mg,V. B2 2mg,V. C 100mgとなつていますが,その後の指針によると熱量2,300calとされています。
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