ホスピタルトピックス 給食管理
病院内の約束食事せんについて
宮川 哲子
1
1虎の門病院栄養部
pp.89-90
発行日 1965年3月1日
Published Date 1965/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541202542
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私が国立病院にいる頃,すなわち15,6年以前治療食の基準を考えた頃に,病院の一般食,特別食(治療食)の栄養量および食品などについて医師と栄養士の約束の食事を決めておくことが業務上非常に能率的であり,なお常にその基本の献立作成がなされるので急の場合にもまに合うので,薬局における約束処方箋のごとく約束食事せんと名づけ,大いに研究され,日本全国にその個所にわかったものが多くできて利用されるに至った。世界各国いずれもよく研究され,大いに参考にするものがある。ここにその一つオッタワ市民病院の治療食便覧がとどけられているので紹介することにする。これをみて非常に感心したことは,給食委員会栄養士の協力および理事長の理解のほどの強さなどである。
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