Medical Topics
胃冷凍法,他
R.T.
pp.54-55
発行日 1964年12月1日
Published Date 1964/12/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912469
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これまで吐血を認めた胃潰瘍患者の場合,安静,心窩部の冷罨法等が行なわれていたが,最近このような場合に胃冷凍法が行なわれて,かなりの好成績が報告されているので紹介したい。
1958年Wanglensteenを中心とするMinnesota大学のグループにより始められた。この方法は,胃内部を冷却することによって胃内の酵素活性を低下させて潰瘍の安静をたもち,合せて胃液分泌を抑制しょうとするものである。方法は,二重管の尖端に風船をつけたものを胃内に入れ,注入管から冷却した液を風船内に注入して胃を冷却し,胃内で加温された液を流出管から排出し,還流するものである。
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