Nursing Study
胃カメラ(Gastrocamera)介助にあたっての一考察
原田 八重子
1,2
1国立療養所
2貝塚千石荘付属高等看護学院
pp.93-95
発行日 1964年10月1日
Published Date 1964/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912422
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研究の動機
日進月歩の医学の中で私たちナースも,この医学の進歩に合わせて看護面だけでなく,医療の面にも関心を持ち,新しい知識と技術の吸収に努力しなければならないことはいうまでもありません。私がこのgastrocameraの介助に当って看護処置をどのような注意を払って行なえばよいのか,体系づけられた文献がなく困ってしまいました。そこで担当の先生に指導していただき一応原稿にまとめてみてはと思い,ここに取りあげてみました。とくにMagenの診断が重要視される時代となって来ました。胃炎および胃潰瘍,十二指腸潰瘍,胃癌は日本人に多い疾患ですが,とくに胃癌は奈良県に多いといわれています。現在の医学がモットーとする早期発見,早期治療のためにもおおいに役立つのがこのgastrocameraです。
胃カメラの目的
1.胃炎の診断および,胃潰瘍,胃癌に対するレントゲンの補助診断。
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