FOR STUDENTS
看護学生の今の立場と第三者の看護学生観
都立豊島高等看護学院
pp.62-65
発行日 1964年5月1日
Published Date 1964/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912243
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
私たちは全国の看学生約100名と,第三者180名を対象にアンケートをとり,それから得た看学生の今の立場と第三者の看護学生観について調べてみました。具体的な内容としては,まず,1.一般社会人は看護学生をいかに理解しまたいかに感じているか
2.看護学生は今どんなことを感じながら教育を受けているのか
3.看護学生はどんな不満と戦っているかについて,
まず最初に一般社会人の看護学生観について,これを調査するために医療関係者(主に看護婦,医師等の病院関係者)に直接タッチしない人達につきアンケートを取りました。期間としてはちょうど夏休みに入る時だったので約1か月の間に各々持ち帰り従って全国各地から集録されたものである。180枚のアンケートを用意し,年齢,性別,職業を問い行なった結果,回収枚数149枚,回収率80.3%,これを男女別にすると男59名,女76名,無記名14名でした。年齢は15歳〜73歳まで広範囲にわたり,20代が最も多く,次いで10代〜30代〜40代〜50代〜70代の順で,職業としては,男女共学生が多く,次いで女では主婦,会社員,男では会社員,農業,工員の順でした。なお,数は少ないが教師,音楽家,店員の人達からも集録されています。
では調査内容として10項目をあげましたが1番から順をおって説明します。
Copyright © 1964, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.