NURSING EYE
看護学生の看護観形成のプロセス—私自身の体験から
安藤 あづさ
1
1千葉大学大学院看護学研究科(看護教育学講座)
pp.727-730
発行日 1985年12月25日
Published Date 1985/12/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663908168
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‘看護婦であること’と‘看護をしていること’
‘看護婦であること’と‘看護をしていること’とは,同じだろうか.私は,この2つは違うことではないかと思っている.白衣を着て病棟内を駆けずり回っていれば,確かに‘看護婦さん’と呼ばれはする.しかし,‘看護婦’さんと呼ばれている皆が皆,‘看護をしている’わけではないのではないか.
私は‘看護婦になりたい’と思い,千葉大学看護学部に入学したが,卒業を半年後に控えた時,その思いは,‘看護婦になりたい’から‘看護をしたい’へと変わっていた.この自分自身の変化に気づいた時,私の中に2つの問いが生じた.
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