特集 ナースと共働き
共働き夫婦の記録—好意に甘えず責任をもって
栄田 つや
1
1国立東京第一病院神経科
pp.22-24
発行日 1964年3月1日
Published Date 1964/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912172
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一口に共働きといいますが,どのようにしてやっているかということになりますと,それは人さまざまで,それぞれが自分の環境の中で工夫し,一つの生活の形態を作り,その中で自分の仕事を生かし,生活を生かしていくように努力しているのだと思います。
夜勤ゆえのすれ違い
私も一昨年の春結婚して以来,ずっと共働きを続けております。昨年は一女を出産し,その後も引き続き同じ職場にあって,職業人として家庭人として,自分なりに一生懸命やっているつもりです。決して,両方ともじゅうぶんとはいえませんが,私も,私の家族も私が少しでもよき職業人であり得るよう,そして私は,少しでもよき妻であり母親であり,家族の一員でもあるようにと,精一杯やっているつもりなのです。
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