再び進学コースを考える
年齢の制限を廃止しアルバイトを許可せよ
瀬尾 雅子
1
1横浜中央病院付属高等看護学院
pp.55-56
発行日 1964年1月1日
Published Date 1964/1/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661912118
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私は3年間の実務期間を経て,9月に進学コースの学院に入学しました。今まで離れていた学生という観念,そして学生特有の創造性と競争的で朗らかな空気を持った学習生活は,すっかり忘れかけていた「まだ若かったっけ!」という気分にさせられるものですし,それ以上に,2年間の学習の後のことを考えると,希望とでもいうようなことを感じとることができます。
《准看護婦》という名の響きは,何かひどく“悔辱的”で“非人間扱い”をされているような滅入った気分にさせられるものです。准看といわれるだけで,持っていた意見の半分もいえずに,黙ってしまうことはよくあることです。そんな劣等感を持つ必要はないとはいえどうしてもできません。
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