ポリオの流行をめぐつて
談話 生ワクチンの大量使用には時期尚早の感がある/時期尚早とは思わない/最後のキメ手は疫学調査
中村 兼次
1
,
高津 忠夫
2
,
斎藤 潔
3
,
編集部
1関東逓信病院小児科
2東大小児科
3国立公衆衛生院
pp.13-18
発行日 1961年9月15日
Published Date 1961/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1661911469
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■昨年の北海道に発生した小児マヒの集団罹病の生々しい印象も消えぬ中に,また今年も全国的な大流行を迎えてしまつた。
子を持つ親にとつてはまさに恐怖の日々が訪れることになつた。その上,ワクチンの不足,1日千円の大金を支払ってもワクチンは手に入らない状態におちいつた。
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