増刊号特集 泌尿器科病棟マニュアル—ベッドサイドの検査と処置・私はこうしている
(付)部位別ドレーン抜去時期,尿道バルーン抜去時期
藤野 淡人
1
,
永田 幹夫
1
,
福井 準之助
1
1聖路加国際病院
pp.202-203
発行日 1995年3月30日
Published Date 1995/3/30
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413901489
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手術部ドレーンあるいは尿道バルーンの抜去時期に適切な時期はあるが,絶対的な時期はない。各泌尿器科医あるいは医局の考え方によってさまざまである。しかし,唯一共通しているべき根拠は安全性であり,特に術後感染症に対する配慮にウエートがおかれる。ここでは,尿路手術に限定して,ドレーンあるいは尿道バルーンの抜去時期を著者らの経験にもとずき示した。
長期留置を要する症例では,院内感染症の魔の手から逃れるべく,可能であれば早期に退院させ外来で抜去するのも良策である。
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