DEBATE ON GI THERAPY ディベート
胃がんのABC検診「有効性に疑問があるので実施は時期尚早である」とする立場から/「有用なので積極的に取り入れるべきである」とする立場から
岡 政志
1
,
井上 和彦
2
,
三輪 洋人
3
1埼玉医科大学総合医療センター消化器・肝臓内科教授
2淳風会健康管理センター副センター長
3兵庫医科大学内科学上部消化管科主任教授
pp.31-39
発行日 2017年2月15日
Published Date 2017/2/15
DOI https://doi.org/10.34449/J0039.12.02_0031-0039
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
三輪:今回は,「血液による胃がんリスク評価,いわゆるABC検診」についてディベートを行いたいと思います。井上先生には「有用なので積極的に取り入れるべきである」とする立場,岡先生には「有効性に疑問があるので実施は時期尚早である」とする立場にあえて立っていただき論点を整理したいと思います。まず井上先生に,最近の「胃がんの疫学」について簡単にご説明いただきます。本企画は,問題点をより明確にすることを目的としているため,ここでの論者による議論は,あえて一方の見地に立った場合のものであり,必ずしも論者自身の確定した意見ではありません。「有効性に疑問があるので実施は時期尚早である」とする立場から/岡政志「有用なので積極的に取り入れるべきである」とする立場から/井上和彦
Medical Review Co., Ltd. All rights reserved.