特集 停留精巣
手術時期
西尾 英紀
1
,
水野 健太郎
1
,
林 祐太郎
1,2
Hidenori Nishio
1
,
Kentaro Mizuno
1
,
Yutaro Hayashi
1,2
1名古屋市立大学大学院 医学研究科 小児泌尿器科学分野
2名古屋市立大学医学部附属東部医療センター
pp.1272-1276
発行日 2025年12月25日
Published Date 2025/12/25
DOI https://doi.org/10.24479/ps.0000001404
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はじめに
精巣の成熟のために精巣周囲の温度環境は重要な因子とされる。正常下降した精巣の陰囊内温度は33~35℃であるが,停留精巣はそれより2℃ほど高温である鼠径部や腹腔内(約37℃)に存在する(図)。つまり停留精巣では,正常の成熟が行われず,長期的な高温環境下で精巣組織の障害が生じる。そのため停留精巣を陰囊内に収納する精巣固定術は,患児の将来の造精機能・妊孕性の獲得のために必須である。

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