特別企画 母乳哺育の普遍妥当性
わたしの助産術・2
断乳とその時期
桶谷 そとみ
pp.616-618
発行日 1979年9月25日
Published Date 1979/9/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1611205599
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1.事例の紹介
母親:○辻 ○子(23歳)
児: の○み(昭和52年8月16日生)
児は,1歳2か月である。分娩は正常分娩であったが,出生時2,110gで保育器に収容され,3週間入院した。母親は1週間で退院し,児の入院中は通院していたが,授乳はミルクを哺乳ビンで与えていた。母親は,退院後3日め(分娩後10日め)に右乳腺炎の徴候があって来院した。乳汁うっ滞により乳房の緊満は強度であった。児は入院中のため"当院へ通院をつづけ排乳していた。その後,左も乳腺炎になり通院をつづけたが,それ以後は,乳腺炎の1歩手前までゆくが乳汁うっ滞の程度で経過した。
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